はじめに
この度は、当投稿を選んで拝読いただきありがとうございます。
この記事を選ばれたということは、皆様にとって何か手を伸ばして得たいものがあるのであろうと推察いたします。
当記事がそんな皆様にとっての何かの
【気づき】
になれば心より嬉しく思います。
- 良い、悪い
- できた、できない
- 分かった、分からない
きっと読まれる中で判断したくなる瞬間が出てくるかと思います。
この記事を読まれている時間だけは判断せず、ご自身を受け入れてあげてください
マインドフルネスについて
マインドフルネスってなに?
前提として、マインドフルネスとは
手技やエクササイズとしての【マインドフルネス】
今、この瞬間をあるがままを受け入れた状態の【マインドフル】
といった2つの概念からなる言葉になります。
そのため、マインドフルネスを実践していくことで、マインドフルな状態になっていきます。
マインドフルな状態とは?
マインドフルとはどんな状態なのかに触れて行きたいと思います。
マインドフル =【今、この瞬間をあるがままに受け入れた状態】
とてもシンプルですよね?
でもそれがとても難しいのです…
人間は今までの経験や記憶、知識を基に
【予測】【想起(思い出す)】して生きています🌱
その考えや脳の反応があるが故に、【あるがままに受け入れる】ということがとても難しくなります。
次の章で【あるがままを受け入れられない状態】について触れて行きましょう。
事例1(これは何に見えますか?)
夕暮れ時に鳥が3羽飛んでいますね
→この認識があるがままに受け入れた状態です
・
・
・
・
・
え?笑顔の人が見えた?😁
そんな貴方はシミュラクラ現象という脳の錯覚にハマっています。
記憶や経験や脳の機能に基づいて、人に見えているのです。
これが【あるがままには受け入れられていない状態】
事例2(これは何に見えますか?)
白い背景に「おおきな のっぽの ふるどけい おじいさんの とけい」
という文字が書いてありますね✨
→この認識があるがままに受け入れた状態です
・ ・ ・ ・ ・ え? 歌が聞こえてきた?🎵 時計が見えた?🕰️ おじいさんが見えた?👴
そんな貴方は昔の記憶からメロディや時計のイメージ、おじいさんのイメージを想像、予測したのです。
これも【あるがままには受け入れられていない状態】
事例3(AのタイルとBのタイルの色は同じですか?)
さぁどうでしょうか?
Aのタイルが暗い?明るい?
Bのタイルが明るい?暗い?
どっち??
解答
答えは【同じ】です。
えー?絶対Bが明るいでしょ!✨ いやいや、絶対Bが暗いでしょ!🌃
脳にある「こうあるべきだ」「こうあるだろう」という予測が見方を変えてしまいます。
これも【あるがままには受け入れられていない状態】
ただ、色のついたタイルがあって、柱がある。そして影がある。
と認識した状態は【あるがままに受け入れた状態】です。
なんでそんなことが起こるの?
脳には生存するため、脳の処理を減らすためにたくさんのプログラムが組み込んであります。
詳しくは説明しませんが、
・生き残るため
・脳の処理コストを減らすため
・etc
それが錯覚や誤った認識をもたらし、
【マインドフル】から遠ざけていきます。
※これは脳が生存するために自動的に働く様になっているシステムなので、悪いものではありません※
※このシステムが暴走してしまうことで疲労やストレスになってしまうということです※
坐禅や瞑想と何が違うの?
坐禅とは
簡単にだけ説明しますが、仏教の中の禅宗の修行法の一つです。
悟りを開くための修行として行われます。
- 姿勢を整え【調身】
- 呼吸を整え【調息】
- 心を整える【調心】
マインドフルネスは仏教から始まり、1881年にRhys Davisが
パーリ語のsati【念】をマインドフルネスと訳したことが起こりです。
1990年代にJon Kabat Zinnが仏教の宗教的要素を取り除き、科学的アプローチとしてマインドフルネスを再定義されました。
坐禅は仏教における修行の一つですが、一種の瞑想方法です。
そのため、マインドフルに至るための一手段にもなるとイメージしていただければと思います。
瞑想とは
瞑想とは心を静めて、集中したり、内観することで心を静める効果があります。
国や流派によってもたくさんありますが、
・呼吸瞑想
・ボディスキャン瞑想
・坐禅
・ヨガ(アーサナ:ポーズやプラーナーヤーマー:呼吸法)
・サマタ瞑想(呼吸や炎など対象に意識を向ける)
・ヴィパッサナー瞑想(自分に気づき内観する)
といった瞑想があります。
坐禅や瞑想はマインドフルになるための方法
マインドフル=坐禅・瞑想ではなく
マインドフル【今あるがままを受け入れる】状態になるために瞑想を活用します。
瞑想を行うことで、自分の身体や周囲を取り巻く環境をあるがままに受け止めることで、マインドフル【今あるがままを受け入れた状態】になります。
あるがままを受け入れるとは?
あるがままに受け入れるためには
- 良い、悪いを決めない
- 記憶や経験、知識で考えない
- 価値の判断をしない
ということが大切になります。
マインドフルな例として
今、自分がどんな呼吸をしているか(速さやリズム、長さ)
→自分は今、こんな呼吸リズムなのか。速いな、遅いな。
今、身体がどのような感覚か
→寒く感じるな。暑く感じるな。○○が痛いな。
今、心に居座っているものは何か
→嫌なことがあったな。嬉しいことがあったな。
マインドフルではない例として
今、自分がどんな呼吸をしているか(速さやリズム、長さ)
→呼吸が速いから戻さないと。こんなリズムではダメだ。
今、身体がどのような感覚か
→○○が痛いのはあれをしたからだな、いやあれかな?緊張して身体の力が抜けなくてダメだ。
今、心に居座っているものは何か
→あの時、こんなことがあって嫌だった。もっとこうすればよかった。
といったように良い悪いで判断し、あるがままを受け入れず、思考し続けてしまうとマインドフルな状態ではなくなります。
終わりに
ここまで読んでいただいた皆様は、マインドフルネスについての前提が少し整ったのではないでしょうか?
マインドフルネスとは
・マインドフル【あるがままを受け入れた状態】とマインドフルネス【エクササイズ】の2つの概念からなるもの
・脳の機能により【あるがままを受け入れること】は難しい
・マインドフルに至るためにマインドフルネスや瞑想を行う
・判断せず、考えず、あるがままに受け入れる
という形になります。
あるがままに受け入れるということは、この情報社会で生きていく上では
必須なスキルであり、【自分】という唯一の存在を助けてくれるスキルでもあると思っております。
前提編を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
何か一つでも、皆様にとっての気づきに繋がっていれば嬉しいです。
皆様にとって、身心ともに平穏なる日々が訪れますことを願っております。
僕が伝えるBBATでは
・お金のかからない健康法
・生きるための動きを良くして不調を軽減する方法
・動きを整え、心を整える方法
・姿勢を保ち続ける方法
これらに関してはマインドフルの要素を含んでいます。
そのため、ぜひマインドフルネスについて正しく知っていただければ嬉しいです。