タグ: 動きの改善

何をしても治らない不調…その原因は『動き方』にあった!

はじめに

この度は、当投稿を選んで拝読いただきありがとうございます。

この記事を選ばれたということは、皆様にとって何か手を伸ばして得たいものがあるのであろうと推察いたします。

当記事がそんな皆様にとっての何かの【気づき】を与えるための一石を投じる記事になってほしいという想いで書いております。

なんとかしたいという一心で手を伸ばす皆様に最大限の支援を行いますが、【誰かが治してくれる】【自分では行動したくない】という方には向かない記事になっています。

上記の考えをお持ちの方は、近隣の整体や接骨院にかかっていただきますようお願いいたします。

【まずは手伝ってもらいながら、最終は自分で自分を変える】

【自分の力で対処できる力を手にしたい】

という決意と信念を抱かれている方にはきっと【響く何か】があると思います。

自己紹介

理学療法士をしている【八木 大貴】と申します。

【寝る・座る・立つ・歩く】という基本動作を指導しています。

不調に悩む人を1人でも減らしたい。

お金や時間を払い、誰かに頼りつづけないと得られない健康法を実践している人を減らし、好きなことに時間やお金を使えるようになって欲しいと思い発信を続けています。

✨癒しや娯楽としてマッサージやリラクゼーションに行くことはとても素敵なことだと思っています✨

注意点

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・当記事は姿勢不良、過労、緊張、運動不足、等を原因とした原因不明の一次性(原発性) による身体の不調に関する記事です。

原因に疾患がある二次性(症候性) の場合は、速やかに病院の受診を行い、適切な診療を受けてください。

・当記事は治療的考え方ではなく、健康でいるための考え方です。怪我や病気に関しては専門機関にご相談ください。

・このメソッドを守れば病気をしないというものではありません。

知っておいて欲しいこと

自分(患者)とセラピストの立ち位置

世間一般的には自分(患者)=治してもらう人セラピスト=治す人かもしれません。

本当は自分(患者)=治す人セラピスト=お手伝いをする人です。

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一発で痛みをとったり、改善効果を出してくれる凄腕セラピストは居られるかもしれませんが、その人は本当の意味で貴方を治す人ではないかもしれません。

治療技術が素晴らしい先生方はたくさん居られますが、類稀なる技術で痛みや不調を改善することが目的の先生も中には居られると思います。

本当に貴方を治してくれる人は痛みが起こる原因を気づかせて、治せる力を教えてくれる人です。

※筋トレやストレッチ、生活指導を行うことが治せる力ではないと思っています※

なぜ不調が起こるのか

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不調の原因

まずはじめに、不調が起こる原因を述べます。

①【動きが下手】

②【自分に気づくことが下手】

簡潔に説明すると、この二つです。

身体に表れる【動きの問題】と動きに影響する精神的な【意識の問題】です。

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【動きが下手】ってどういうこと?

【動き】というのは、寝る・座る・立つ・歩くという基本動作を含む、脳が考えたことを身体の外に表出するための作用です。

例)

・寝るために布団に座り、寝る

・お茶を飲むためにコップをもち、口に近づけ、飲む

・PC作業をするために座り、PCを置き、キーボードを打つ

・遊びに行くために、椅子から立ち上がり、歩いて移動する

これらの考えているようで【自動化された動き】を行う際に、

・力が過剰であったり、過小であったり

・真っ直ぐであったり、捻れていたり

・スムーズであったり、ぎこちなかったり

【うまく動けていない=動きが下手】なことが、蓄積していくことで【疲労】【不調】【痛み】【歪み・捻れ】を生み出していきます。

人は生活する限りは、【寝る・座る・立つ・歩く】という動きを24時間行なっています。

寝ている間に疲労を回復していたとしても、日中12時間から16時間動いています。

その16時間の動きに小さな問題があり、蓄積していくとしたら?

【自分に気づくことが下手】ってどういうこと?

普段、生活の中で【自分に気づくことはありますか?】

・どんなリズムで呼吸をしていて、どれくらいの深さの呼吸をしているのか

・自分が寝転んでいる時に、自分の身体がどうなっているか

・座っている時にどこに力が入っていて、安定しているのか、不安定なのか

・立っている時にどこに体重がかかって、どのように立っているのか

・歩いている時にどれくらいの力を使っているのか、どこが動いているのか

考えてみると、意外と自分に気づくことは少ないのではないでしょうか?

・何時までに〇〇をしないといけない

・今日はこのタスクを終わらせないといけない

・あの人に〇〇をしてあげないといけない、〇〇してあげたい

・面白いテレビや動画があって、目が離せない

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自分のことを気づかずに、何気なく動くことで、負担がかかっていることに気づかなかったり、身体や動きのズレに気づけなくなってしまう。

これが【自分に気づくことが下手】ということになります。

なぜ不調が治らないのか

脳が【動き】を学習していて再現しているから

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不調が治らない原因は前述してきた【動きが下手】【自分に気づくことが下手】ということがベースにあります。

そして、それを助長しているのが、【運動学習】と【スキーマ】になります。

運動学習やスキーマは現在も研究が続くレベルで難しいことなので、ここでは簡単にだけ触れます。

○運動学習とは

運動学習は身体を効率的に動かすために、動きを脳が学習し、プログラミング化することです。

簡単な例)自転車

どこに座るか、どうすれば進むか、どうやったら曲がるか、どうやったら止まるか、どうやって降りるかということを練習の中で学習します。そしていつの間にか、何も考えずに乗れるようになっていると思います。

この機能は人間が生活する上で情報処理しないといけないことを減らすために【自動化:プログラミング化】する機能です。

○スキーマとは

過去の記憶や経験から形成された運動パターンのこと。

簡単な例)移動

1km先に移動するまでに歩いて○○分で行けた。

その記憶と経験をもとに、同じ1km先に移動する時にはどの時間で計算したり、〇〇分で1km先に移動するために速度を変える。

といったように特定の条件においての情報処理を効率的に行う【ルール・パターン化】する機能です。

効率的に動くための機能が不調を生み出す

人間の脳は情報処理できる量に限りがあるため、少しでも効率的に機能するために上記の機能を備えています。

歩くためにいちいち、右足にどのくらいの力を入れて、どのくらいの角度まで上げて、どこに接地して、どのように踏ん張って、その時に上半身はどのような位置にして…

そんなことを考えていたら、生活なんてしていられないと思います。

めんどくさいし、動きたくなくなると思います。笑

筆者は間違いなく寝たきりになります。なんなら呼吸もめんどくさくなってるかも…笑

その自動化したプログラムやルール・パターンが間違って学習されていれば、自動的に間違った【動き】を行い続けることになります。

自動化されたプログラムやルール・パターン(身近な言葉で言うと癖)を無意識に続ける限りは、【動き】は修正されず、一生そのままの【動き】を続けることになります。

例)人前に出ると緊張する

過去の経験や体験から、人の前に出ると自然と身体が力み、不安になったりしませんか?身体の緊張と心の緊張は相互作用を持ちます。

例)足をバタバタ鳴らして歩く

自覚なく、足音が大きい場合、過剰な勢いやエネルギーを使って歩くという学習がされています。

例)寝ていても身体の力みが取れない

寝ても身体が休まらなかったり、力が抜けない場合も寝ている姿勢や環境が合わず、その場所で寝るということ自体を心地よく思っていない脳がいるかもしれません。

ストレッチや筋トレ、整体、マッサージで治らない理由

・ストレッチや筋トレで不調の原因になっている筋肉の弱さや硬さに対してアプローチしても治らない

・整体やマッサージといった専門家に外からアプローチしてもらっても治らない

それは、どれだけ表面的な硬さを改善して、筋肉で固めても

【筋肉が硬くなる原因】【動きが悪くなる原因】は直らないから。

整体やマッサージに行って、一時的に軽減しても、セラピストは外からアプローチすることしかできず、簡便な生活習慣を変える方法しか伝えられません。

そうなると【動きが下手、気づくことが下手】という本質の問題は何も変わらないので、直らず、通い詰めないと行けないことになります。

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※あくまで一個人の意見として述べているだけで、セラピストを否定しているわけではありません。人の為に何かを与えられる人は、総じて尊いと思っています。ただ、本当に手助けを求める人に与えられる人なら、一緒にもう一歩先に進みたい。

どうしたら治るのか

【機能的な動き】を知って実践すること

自動化されたプログラムやルール・パターンを変えるためには、【動きと向き合うこと】が必要になります。

・自分の動きを確かめ、どう動けば動きやすいのか。

・どこから動けば動きやすいのか。

・どんなリズムで動けば動きやすいのか

それを自分で意識して感じながら、動くことで自分にとって【機能的な動き】を獲得していくことが重要になります。

動きやすくなるキーワードとして

【呼吸】

【Awareness(気づき) 】

【バランス】

キーワードとして書くと少なく簡単なのですが、中身はかなり深いので別記事にて紹介していきます。

機能的な動きを知るために【自分に気づくこと】

自分にとって【機能的な動き】を獲得していくために必要なことが

【気づき:意識】になります。

自分に気づこうとしなければ、動きの練習を行なっても、ただ自動化された動きの連続を行うだけで、修正にはなりません。

そのために、【自分の身体に気づくために、自分の身体や動きに意識を向ける】といったことが重要になります。

まとめ

◯不調が起こる原因は、【動きと自分に気づくことが下手】

生きている以上、人間の【動き】は止まることなく続いている。その動きに問題があっても【自分に気づくこと】ができず、不調を蓄積している。

◯不調が治らない原因は、【下手な動きを脳がプログラム化している】

脳は情報処理量を減らすため、効率よく・円滑に機能するようなプログラムが組まれている。そのプログラムが誤っていても、脳自体が自ら修正することはできず、問題のある動きを実行し続ける。

◯不調を治すには、【自分に気付きながら、機能的な動きを実践すること】

誤ったプログラムを修正するには、自分の気づきを向けて、機能的な動きのヒントに則り、動くことが必須。

機能的な動きを体得するために気づき・探し続けない限り、プログラムは修正されない。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

痛みや不調を抱えながら生活することは本当に辛く、大変な道であると職業柄十分理解しています。

その痛みを抱え続け、最後まで痛みを抱えていく人もたくさん見ています。

そんな中、1人でも多くの人が最終的には自立して、自分で痛みを手放す方法を体得して幸せな人生を送っていただきたいと心より願っています。

子供と同じで、いきなり1人立ちすることはできません。

しかし、セラピストという親のような存在に縋り続ける限りは、いつまでも1人立ちすることはできません。

ヒントをもらいながら、少しずつ貴方だけの、貴方らしい人生が自分の手で送れるように願っています。

筋トレやストレッチ的な表面の解散ではなく、本質的に改善する【動きを引き出す手技】を得意としております。

自分の手で健康を手に入れたい方はお気軽にご相談ください。

【誰でも】【今すぐ】できるマインドフルネス〜実践編〜

はじめに

この度は、当投稿を選んで拝読いただきありがとうございます。

前回のマインドフルネスの真実【今この瞬間を受け入れる力】〜前提編〜に続く、実践編の記事となります。

読んでいただけることに感謝いたします。

マインドフルネスに関しては、実践し、体得することはとても大切なことです。

しかし、【前提】が誤っていると効果を感じにくかったり、長続きしないこともあります。

マインドフルネスの【前提】に自信のない方は前編をご拝読いただいた上で実践していただければ体得しやすい状態になると思います。

そして、正しくマインドフルネスを体得することで、貴方ならではの【気づき】が生まれ、生活の一助になれば心より嬉しく思います。

・良い、悪い

・できた、できない

・分かった、分からない

きっと読まれる中で判断したくなる瞬間が出てくるかと思います。

この記事を読まれている時間だけは判断せず、ご自身を受け入れてあげてください。

前回のまとめ

前編を読む時間がないという方にも前提は知った上で読んでいただきたいので、マインドフルネスの前提について整理しておきます。

マインドフルネスとは

・マインドフル【あるがままを受け入れた状態】とマインドフルネス【エクササイズ】の2つの概念からなるもの

・脳の機能により【あるがままを受け入れること】は難しい

・マインドフルに至るためにマインドフルネスや瞑想を行う

・判断せず、考えず、あるがままに受け入れる

マインドフル状態になるメリット

実践中のメリット

マインドフル状態になることで「今この瞬間に集中する」ことになります。

そのメリットとして

・頭の中に浮かんでいた不安や悩み、ストレスなどが軽減する

・頭の中がスッキリする

・リラックス効果が得られる

・リフレッシュ効果が得られる

・集中力が高まる

といった効果が得られます。

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実践中以外のメリット

気づき【Awareness】が高まり、自己理解や他者理解が上手くなる

受け入れる力【Acceptance】が得られ、ストレスの感じ方が軽減する

しなやかさ・回復力【Resilience】が得られ、メンタルが安定する

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マインドフルネスのエビデンス

マインドフルネススキルは、プログラムの2週目までに有意に増加し、その後にストレスの改善を認めた。

Significant increases in mindfulness occurred by the second week of the program, whereas significant improvements in perceived stress did not occur until week 4.

Weekly Change in Mindfulness and Perceived Stress in a Mindfulness-Based Stress Reduction Program

マインドフルネスプログラムは、精神的ストレスを有意に減少させることが確認されました。

Mindfulness programs were found to significantly reduce psychological distress compared to control groups.

www.researchgate.net

不安、抑うつ、およびストレス症状の改善に有益。(冠動脈疾患患者への効果)

Mindfulness-based interventions are beneficial for improving CAD patients’ anxiety, depression and stress symptoms.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39144586

・ストレスを軽減し、レジリエンス(回復力)を高めることに加え、対処能力、自信、つながり、快活さ、安定性、自己満足感が向上し、参加者の不安、失敗への恐れ、ストレスを軽減することが期待されます。

「likely yielding improved coping, confidence, connectedness, cheerfulness, steadiness, and self-satisfaction, while lessening anxiety, fear-of-failure, and stress among participants.」Effects of mindfulness meditation training offered in-person and via a virtual world on self-compassion: A study with U.S. military active duty and veterans

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39121152

マインドフルになるための方法

マインドフル【あるがままを受け入れる】な状態になる方法として、いくつかお伝えさせていただきます。

マインドフルネス

【マインドフルネス】として一番認知されているのは

Jon Kabat-Zinn博士らが提案したMBSR(Mindfulness Based Stress Reduction:マインドフルネスストレス低減法です。

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標準的なMBSRは8週間にわたり行われ、各回2.5時間のセッションと、6週目と7週目の間にリトリート形式の終日セッションが行われます。

これは8週間の集中プログラムで講師指導のもと、参加者全員が数種類のマインドフルネスエクササイズを行い、対話をしていきます。

0週:オンライン面談・オリエンテーション

1週:食べる瞑想、呼吸の瞑想、ボディスキャンなど体験的・経験する

2週:ボディスキャンを通じてストレスに対する反応への気づきを養う

3週:マインドフルヨガ、座る瞑想、歩く瞑想に取り組み、日常への反映

4週:練習の中で注意をコントロールする能力を高めていく

5週:具体的な困難やストレスに対してマインドフルに対応することを学ぶ

6週:コーピング(ストレスの対処法)や対人関係に適用することを学ぶ

※:6時間をかけて、生活においてマインドフルネスを活用していく

7週:日常生活にマインドフルネスを組み込んでいくかについて学ぶ

8週:振り返りと今後、どのような日常を送るかを考える

といった期間が決まったコースになります。

有料しかないの?

と思われる方も多いかと思いますが…

ご安心ください。

気づかれた方も居られるかもしれませんが、8週間プログラムの中に【瞑想】が入っています。

瞑想自体は【いつでも】【誰でも】【なんでも】【どこでも】【無料】で行えます。

マインドフルネスを作った組織で受けるなら有料になりますが、無料でも問題なくできます。

詳しくは次項にて解説していきます。

定番の瞑想

瞑想と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれますか?

・自然の中で座る

・ヨガマットを引いて座る

・静かなところで行う

などが一般的なイメージではないでしょうか?

ひとくくりに瞑想といってもたくさんの種類があります。

定番の瞑想方法を簡単に紹介します。

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・マインドフルネス瞑想

自分の呼吸や体の感覚、思考や感情に注意を向け、それを判断せずに受け入れることを重視します。

・ヴィパッサナー瞑想

仏教の伝統的な瞑想。呼吸や体の感覚を観察し、無常や苦しみ、不安定性といった真実に気づくことで、心の解放を目指します。

トランセンデンタル・メディテーション

特定のマントラ(言葉や音)を静かに心の中で繰り返す瞑想法です。

・慈悲の瞑想

自分や他者に対する無条件の愛と慈悲を育むための瞑想です。「自分が幸せでありますように」といったポジティブな言葉を心の中で繰り返し、次第に他者に対しても同じ言葉を送ります。

・チャンティング瞑想(マントラ瞑想)

特定のマントラや音節を声に出して唱える瞑想法です。

・ボディスキャン瞑想

身体の各部位に意識を集中させながら、体の感覚を観察する瞑想。足先から頭まで順に、体の一部一部に注意を向けていきます。緊張や不快感、温かさや冷たさなど、どんな感覚でも気づき、そのまま受け入れます。

【誰でも】【いつでも】【どこでも】なれるマインドフル

これまでに、マインドフルネスと瞑想についてご紹介しました。

もし、前述部分でご自身で実践できる方が居られれば、そのまま実践してくだされば良いと思います。

「マインドフルネス・瞑想なんて全く分からないよ。」

「何がおすすめか分からないよ、教えてよ。」

という方には【誰でも】【いつでも】【どこでも】なれるマインドフルをご紹介いたします。

【動くことが得意でない人、じっとしているのが好きな人向けの瞑想】

・呼吸瞑想

自分の呼吸のリズムやスピード、深さ、呼吸に伴う身体の動きや変化に意識を向けていきます。

姿勢は寝ても、座っても、立ってもOKですが、安定した姿勢の方が集中しやすくなります。

・座る瞑想

自宅の椅子や床、職場の椅子、電車の椅子など、座り方も自由で、どこでも実践できます。

自分の足やお尻のどこに体重がかかっているか、地面や椅子からどんな力を感じるかを確かめていきましょう。

そして、自分の身体がどのように繋がっていて、どのように配置・配列されているかを確かめていきます。

どんな姿勢でも良いのですが、姿勢が良いほど長く続けられ、集中しやすいです。

・聞く瞑想

自然の音、環境の音、音楽、人の声など音に関わるものであればなんでもOKです。

どんなリズム、どんな音色、どんな高さ、それを聞いた時の自分の反応などに意識を向けていきます。人との会話や話し声の場合、一言一句間違えずに復唱するつもりで聞きましょう。

【動く方が得意な人、じっとしているのは性に合わない人向けの瞑想】

・食べる瞑想

なんでも良いので、好きな食べ物を用意しましょう。

そして、まずはじっくりと見ます。どんな色なのか、どんな味がしそうか、どんな食べ物かを観察します。

※美味しそうとか美味しくなさそうといった判断はしません。

小さく一口、口に入れて噛む前に舌で感じる感触や味を確かめます。

次に、食感を確かめつつゆっくりと噛み、味の変化や形状の変化を確かめます。

最後に、ゆっくりと飲み込み、どこを通っているのか、どんな感覚がするのかを確かめていきます。

・ストレッチ瞑想

寝る、座る、立つ、どんな姿勢のストレッチでも大丈夫です。

ストレッチをした時にどこが、どんな風に伸びていくのか、どこまで伸びるのか、どんな感覚を得ているのかに集中しながら伸ばしていきます。

・歩く瞑想

歩いているときに、どんなリズムやスピードで歩いているのか、どこに体重がかかっているのか、どこが動いていて、どこが止まっているのか。

歩きながら耳や目に入ってくる情報はどんなものがあるのだろうか。

自分にとって心地よいリズムやスピードはどんな状態かを探しながら歩きます。

※人が多いと、「自分で歩いている」というよりは「人に合わせて歩いている」風になりやすいので、人が少ないところをおすすめします。

これらの瞑想は普段の生活で取り入れやすく、実践もしやすい形になっています。

全てに通じますが、良い/悪い・できた/できていない・上手/下手などの判断は一歳必要ありません。

究極の瞑想

上記にて、マインドフルになるためのマインドフルネスや瞑想についてご紹介しました。

マインドフルとは【あるがままを受け入れた状態】になります。

良い/悪い、できた/できていない、上手/下手、価値がある/価値がない、意味がある/意味がない

といったように価値判断をしないことが大切になります。

その価値判断さえしなければ、

【私生活の一挙手一投足全てが瞑想】になります。

つまり、

朝起きて→ご飯を食べて→出勤して→仕事や家事、趣味の時間を過ごして→お昼を食べて→仕事や家事、趣味の時間を過ごして→帰宅して→ご飯を食べて→お風呂に入って→寝る

このような1日の流れすべての中で【瞑想を取り入れることが可能です】

【呼吸・手足の動き・顔の動き・体で感じた感覚】のほんの一瞬、ごく短時間だけでも瞑想になりますので、あえて場所や時間をとって行う必要もなくなります。

終わりに

最後までご拝読いただき、心より感謝いたします。

皆様にとって、感覚的に合うマインドフルネスや瞑想は見つかりましたでしょうか?

マインドフル自体は本質を知っていれば、【場所】も【時間】も【お金】もかけずに実践することができます。

今回の投稿が、少しでも多くの方の【マインドフル】に繋がれば良いと思っておりますし、読んで実践される皆様を心より応援しております。

「集中力ないからできません。」「雑念が出るから瞑想できません。」

とのお声をよくいただきますが、雑念が出やすい人ほど、マインドフルに戻す練習ができるので体得しやすいとも言われています。

良い/悪い、できた/できていない、上手/下手、価値がある/価値がない、意味がある/意味がない

といった判断をせず、あるがままの自分自身を受け入れてあげてください。

皆様の生活が、少しでも豊かになりますように。

マインドフルネス【今この瞬間を受け入れる力】〜前提編〜

はじめに

この度は、当投稿を選んで拝読いただきありがとうございます。

この記事を選ばれたということは、皆様にとって何か手を伸ばして得たいものがあるのであろうと推察いたします。

当記事がそんな皆様にとっての何かの

【気づき】

になれば心より嬉しく思います。

  • 良い、悪い
  • できた、できない
  • 分かった、分からない

きっと読まれる中で判断したくなる瞬間が出てくるかと思います。

この記事を読まれている時間だけは判断せず、ご自身を受け入れてあげてください

マインドフルネスについて

マインドフルネスってなに?

前提として、マインドフルネスとは

手技やエクササイズとしての【マインドフルネス】

今、この瞬間をあるがままを受け入れた状態の【マインドフル】

といった2つの概念からなる言葉になります。

そのため、マインドフルネスを実践していくことで、マインドフルな状態になっていきます。

マインドフルな状態とは?

マインドフルとはどんな状態なのかに触れて行きたいと思います。

マインドフル =【今、この瞬間をあるがままに受け入れた状態】

とてもシンプルですよね?

でもそれがとても難しいのです…

人間は今までの経験や記憶、知識を基に

【予測】【想起(思い出す)】して生きています🌱

その考えや脳の反応があるが故に、【あるがままに受け入れる】ということがとても難しくなります。

次の章で【あるがままを受け入れられない状態】について触れて行きましょう。

事例1(これは何に見えますか?)

夕暮れ時に鳥が3羽飛んでいますね

→この認識があるがままに受け入れた状態です








え?笑顔の人が見えた?😁

そんな貴方はシミュラクラ現象という脳の錯覚にハマっています。

記憶や経験や脳の機能に基づいて、人に見えているのです。

これが【あるがままには受け入れられていない状態】

事例2(これは何に見えますか?)

白い背景に「おおきな のっぽの ふるどけい おじいさんの とけい」
という文字が書いてありますね✨

→この認識があるがままに受け入れた状態です

・

・
・

・
・
え?

歌が聞こえてきた?🎵

時計が見えた?🕰️

おじいさんが見えた?👴

そんな貴方は昔の記憶からメロディや時計のイメージ、おじいさんのイメージを想像、予測したのです。

これも【あるがままには受け入れられていない状態】

事例3(AのタイルとBのタイルの色は同じですか?)

さぁどうでしょうか?

Aのタイルが暗い?明るい?

Bのタイルが明るい?暗い?

どっち??

解答

答えは【同じ】です。

えー?絶対Bが明るいでしょ!✨

いやいや、絶対Bが暗いでしょ!🌃

脳にある「こうあるべきだ」「こうあるだろう」という予測が見方を変えてしまいます。

これも【あるがままには受け入れられていない状態】

ただ、色のついたタイルがあって、柱がある。そして影がある。

と認識した状態は【あるがままに受け入れた状態】です。

なんでそんなことが起こるの?

脳には生存するため、脳の処理を減らすためにたくさんのプログラムが組み込んであります。

詳しくは説明しませんが、

・生き残るため

・脳の処理コストを減らすため

・etc

それが錯覚や誤った認識をもたらし、

【マインドフル】から遠ざけていきます。

※これは脳が生存するために自動的に働く様になっているシステムなので、悪いものではありません※

※このシステムが暴走してしまうことで疲労やストレスになってしまうということです※

坐禅や瞑想と何が違うの?

坐禅とは

簡単にだけ説明しますが、仏教の中の禅宗の修行法の一つです。

悟りを開くための修行として行われます。

  • 姿勢を整え【調身】
  • 呼吸を整え【調息】
  • 心を整える【調心】

マインドフルネスは仏教から始まり、1881年にRhys Davisが

パーリ語のsati【念】をマインドフルネスと訳したことが起こりです。

1990年代にJon Kabat Zinnが仏教の宗教的要素を取り除き、科学的アプローチとしてマインドフルネスを再定義されました。

坐禅は仏教における修行の一つですが、一種の瞑想方法です。

そのため、マインドフルに至るための一手段にもなるとイメージしていただければと思います。

瞑想とは

瞑想とは心を静めて、集中したり、内観することで心を静める効果があります。

国や流派によってもたくさんありますが、

・呼吸瞑想

・ボディスキャン瞑想

・坐禅

・ヨガ(アーサナ:ポーズやプラーナーヤーマー:呼吸法)

・サマタ瞑想(呼吸や炎など対象に意識を向ける)

・ヴィパッサナー瞑想(自分に気づき内観する)

といった瞑想があります。

坐禅や瞑想はマインドフルになるための方法

マインドフル=坐禅・瞑想ではなく

マインドフル【今あるがままを受け入れる】状態になるために瞑想を活用します。

瞑想を行うことで、自分の身体や周囲を取り巻く環境をあるがままに受け止めることで、マインドフル【今あるがままを受け入れた状態】になります。

あるがままを受け入れるとは?

あるがままに受け入れるためには

  • 良い、悪いを決めない
  • 記憶や経験、知識で考えない
  • 価値の判断をしない

ということが大切になります。

マインドフルな例として

今、自分がどんな呼吸をしているか(速さやリズム、長さ)

自分は今、こんな呼吸リズムなのか。速いな、遅いな。

今、身体がどのような感覚か

寒く感じるな。暑く感じるな。○○が痛いな。

今、心に居座っているものは何か

嫌なことがあったな。嬉しいことがあったな。

マインドフルではない例として

今、自分がどんな呼吸をしているか(速さやリズム、長さ)

呼吸が速いから戻さないと。こんなリズムではダメだ。

今、身体がどのような感覚か

○○が痛いのはあれをしたからだな、いやあれかな?緊張して身体の力が抜けなくてダメだ。

今、心に居座っているものは何か

あの時、こんなことがあって嫌だった。もっとこうすればよかった。

といったように良い悪いで判断し、あるがままを受け入れず、思考し続けてしまうとマインドフルな状態ではなくなります。

終わりに

ここまで読んでいただいた皆様は、マインドフルネスについての前提が少し整ったのではないでしょうか?

マインドフルネスとは

・マインドフル【あるがままを受け入れた状態】とマインドフルネス【エクササイズ】の2つの概念からなるもの

・脳の機能により【あるがままを受け入れること】は難しい

・マインドフルに至るためにマインドフルネスや瞑想を行う

・判断せず、考えず、あるがままに受け入れる

という形になります。

あるがままに受け入れるということは、この情報社会で生きていく上では

必須なスキルであり、【自分】という唯一の存在を助けてくれるスキルでもあると思っております。

前提編を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

何か一つでも、皆様にとっての気づきに繋がっていれば嬉しいです。

皆様にとって、身心ともに平穏なる日々が訪れますことを願っております。

僕が伝えるBBATでは

・お金のかからない健康法

・生きるための動きを良くして不調を軽減する方法

・動きを整え、心を整える方法

・姿勢を保ち続ける方法

これらに関してはマインドフルの要素を含んでいます。

そのため、ぜひマインドフルネスについて正しく知っていただければ嬉しいです。